タカ♂の場合の手術までの経過とその後

タカ♂が指をドアに挟んで「脱臼」になりそれを戻す為にした処置の体験談です。
成長日記の抜粋です。必要無い所は編集しています。


2004/03/28(日)【タカ♂の事故】
先日、新しく加えたコンテンツ「手術体験談」。作りながらも「もう体験談なんて増えなきゃ良いな・・・」って心で思っていた。 でも、今日増えてしまう。今、病院から帰ってきた。タカは手術の為、置いてきた。本日お昼の12時よりタカが手術となった。何が起きたのか・・・。

午前9時30分、タカの「くくくくっ、キャイ〜ン!!!」という悲鳴に驚き、放牧している部屋のドアの前に駆け寄る。タカがペットゲートのドアの隙間に指を挟んで取れずに身体をよじりながら 暴れてた。「いやぁ〜!!!タカぁ〜〜〜!!!!」と私も悲鳴をあげて慌ててドアを開け、抱き上げる。
タカの左手中指の裏の肉球は真っ赤に腫れ上がり指がとんでもない方向に向いていた・・・。「折れてるかもしれない・・・」と思った。
ギュ〜っと抱きしめて、「タカ、大丈夫、もう大丈夫だよっっ、痛かったね、痛かった・・・」と撫でながら、とにかくタカを落ち着かせた。 と、同時に私の心も落ち着かせようとした。でも、その痛々しい指を見ると涙が溢れた。そもそもタカがドアに指を挟んだのは私の所へ一生懸命来ようと扉を引っ掻いて 開け様としていた為だ。私が傍に居て遊んであげていれば、こんな事にはならなかった。ごめん、タカちん・・・。ほんと、ごめんね。
私が泣いてる場合じゃなかった。とにかく電話だ!慌てて獣医さんの所へ電話。小動物担当の先生は在院だった。良かった・・・。すぐに着替えて病院へ。10時10分、病院へ到着。 すぐにレントゲンを撮る。折れてはいなかったけど・・・完全に脱臼(だっきゅう)しており外れた指が並んでいて中指が二本に見えた。フェレットの指は小さいのでうまく元に修復出来ない可能性もあること、引っ張って元に戻すので筋肉が引っ張られて ちぎれてしまう恐れがあること、麻酔をして手術してもまた脱臼してしまう恐れがあること、麻酔のアレルギーを起こして死んでしまう可能性もある事など、説明を受けた。
私は究極の選択を求められたのだ。このまま固定して日常を送らせるか、それともリスクを背負って手術するか・・・。でも元に戻してあげたい・・・。麻酔のリスクは ユウ♀の時にも聞いていた。アレルギー反応を起こすのはそんなに居ないはず。きっと、タカも大丈夫!筋肉は・・・もう先生を信じるしか・・・そう言い聞かせて先生に「元に戻してあげてください・・・お願いします。 また脱臼するようならその時は諦めて外れたままで固定してもらいます・・・」 と言いながら先生の前で不覚にも泣いてしまった。私のせいだ・・・と思うと涙が溢れて止まらなかった。タカの指が治らなかったら、一生この手で過ごすんだと思うと辛かった。終わったら電話をくれるそうです。 結果はまた後日・・・。


2004/03/29(月)【タカ♂のその後の経過】
昨日の夕方、術後のタカを迎えに行った。まだ麻酔が効いているみたいでフラフラしていたけどレントゲンを見せてもらったら見事に骨がはまっていた(嬉し泣き)。 でも爪は曲がったまま。もしかしたら抜け落ちるかもしれないということだった。麻酔のアレルギー反応もなく乗り切ってくれた。 親の心、仔知らずで、ご対面と同時にアクビで出迎えてくれたタカちん。左手はテーピングでガッチリと固められていた。血が通わなくなる(壊死して腐る)可能性 もあるので監視しておいて欲しいと先生に言われた。爪の色が変化したら要注意!その時はテーピングを水で濡らし外すように言われた。

<昨日の手術代金>
・診察料・・・600円
・注射料(抗生物質、消炎剤の二本、各1000円)・・・2000円
・手術、麻酔料・・・10000円
・レントゲン代(処置前、処置後含め)・・・5000円

合計18,480円(消費税込み)

そして、今日、再度病院へ。壊死してないか、テーピングの状態の再確認の為だ。特に問題なく肉球も爪もキレイな色のままだった。テーピングは緩めに巻きなおした。最低2週間は固定させて おく事になった。痛みがある為に日常の身体の中でビタミンを多く消化するそうだ。バイトを毎日あげるように指示された。フェレットバイトにはビタミンが多く含まれているそうだ。
いつもこういう事故があると思うのは外出している時じゃなくて良かったということ。24時間放牧のフェレ飼いさんも居るけど、人間の子供と同じで何をしでかすか分からない。 放牧時は、やはり傍に居てあげた方が良いなって個人的に思う。次は金曜日の検診です。

<今日の診察料>
・診察料・・・600円
・内服薬(消炎剤)・・・700円
合計1,365円(消費税込み)

2004/03/31(水)【お願いだから・・・】
タカ♂はまだ術後3日だというのに、私の心とは裏腹に放牧してると飛んだり跳ねたり。また骨が外れてしまうよぉ〜(大泣)。お願いだから、はしゃがないでよぉ。 安静にしないといけないと思ってキャリーに閉じ込めておいた私も悪いよ・・・でもさっでもさっ、それはタカちんの為なんだぞぉ。ずっと出さないでいようかと 思ったけど、その痛々しい手でガシャガシャ「開けて〜」ってされると放牧せずに居られないし・・・。もうっおか〜しゃんはどうしたらええのさっ。
ユウ♀と一緒に出すと追いかけっこするし・・・。でもケージに居るユウ♀を出さないと「ユウちんの傍に行く〜」って扉ガシャガシャするし・・・。 痛み止めの薬が効いてる証拠だろうけど・・・遊ぶ為の痛み止めじゃないんだぞぉ。もうっ、タカちんのバカッバカッ!

2004/04/02(金)【タカ♂のその後の経過2】
術後5日目のタカ♂。検診に行った。テーピングが外れてきていたので全て巻き直しとなった。触られるとやっぱり痛いみたいで巻き直すのに先生二人と私で 3人がかり。巻きなおしている最中に暴れるのでまた脱臼してしまうのではないかとヒヤヒヤした。3人で汗だくであった・・・。先生、すいましぇん・・・。
こんなに心配しているのにタカはキャリーからケージへジャンプしたりするんだよっ。全く、いい加減に大人しくして欲しい・・・(泣)。
寝ている時はホッとする。病院行って疲れちゃった?おか〜しゃんも疲れちゃったよ。ゆっくりおやすみ・・・タカ。次は1週間後です。
<今日の診察料>
・診察料・・・600円
・処置料・・・300円
合計945円(消費税込み)

2004/04/06(火)【お薬飲みなさいっ】
昨日の夜中は格闘した。タカ♂の包帯が取れていて何とか巻こうと頑張った。一人でやるのってすっごい大変だね。片手は保定する為に首の皮持つでしょ、すると 片手で包帯巻かなくちゃいけなくなるんだもん。も〜大変だった。そんな苦労も知らないタカはイヤイヤするばかり。お薬はちゃんと飲んでねっタカ。今日は動画も公開です。 相棒の某H氏の膝で消炎剤飲んでます。おいしい?ブロードバンド回線以外の方、読み込みにお時間かかりますっ。ごめんなさいっ。

→→→→お薬飲んでるタカちん・・・サイズ(678kb)



2004/04/07(水)【事故の原因】
今回タカの事故の原因は3月28日の日記でも記載していますが、ペットゲートの扉です。 ケージの扉に挟まったわけではありません。この写真は9月にペットゲートを取り付けた時に撮った写真なんですが、今回挟んだ部分の裏側です。ポジション的には同じ位置なので急遽掲載しました。 今までは事故は起きていませんでした。なぜなら家の引越し以前は指を挟みそうな境目はアクリル板で 覆われていたからです。柵の隙間からフェレが逃げないように下の方まで透明なアクリル板を取り付けたからです。 でも引っ越してからアクリル板側をフェレットの放牧場所側にせず、逆にしていたために扉との間の隙間に指を挟んで事故となりました。今は以前と同じようにアクリル板側をフェレ側にしています。 「手術体験記」にまとめる時に実際に指の拡大写真やレントゲン写真も載せたいと思いますので後日、気になる方は見てください。その際にココで告知させて頂きます。

2004/04/09(金)【タカ♂のその後の経過3】
何処が脱臼しているか分かりますよね?中指です。手術した後はちゃんとはまって元に戻っていたのに、また骨ずれてますっ(号泣)。
(T_T)
術後のタカ♂は、よく遊び、よく跳ね、よく飛び、よく掘り、よく潜り、本当に良い仔でした(誤)。もぉぉぉぉ!!!先生が頑張って元に戻してくれたのにぃ! タカが安静にしてくれないからっ〜〜〜〜〜〜〜!!!
と、私が顔真っ赤にして訴えた所で本人は全く理解出来てない様子・・・(当たり前か・・・)。一応、今日、先生が指を引っ張りながらテーピングしてくれましたが、 また一週間後にどうなるか・・・レントゲン撮らないと分かりません・・・。一週間、キャリーに閉じ込めちゃおうかな・・・と考えたりもして。タカちん、気が狂っちゃうかなぁ・・・。
<今日の診察料>
・診察料・・・600円
・処置料・・・300円
・レントゲン代・・・3000円(先生がオマケしてくれた)
・内服薬(消炎剤)・・・700円
合計4830円(消費税込み)

2004/04/13(火)【ホリホリ】
前回の日記のレントゲン・・・見てショックを受けて私は心を鬼にしてキャリーにタカを監禁した。これ以上ずらすわけにはいかないと! しか〜しっ、タカ♂はかなりのストレスを溜め込んでしまったらしく・・・・掘るんですっ。キャリーの中でホリホリホリホリッ、ホリホリホリホリッ!! ホリホリホリホリッ、ホリホリホリホリッ!!・・・・・(永遠と続く・・・)。くっそぉ〜安静にするために閉じ込めておけば掘るし・・・放牧すれば大喜びでフェレダンスだしぃぃぃぃぃ。 おいらはどうしたらええんじゃ!!

2004/04/16(金)【タカ♂のその後の経過4】
相棒の某H氏に病院へ行ってもらった。テーピングをとった状況だとまだ腫れがひいてないという。骨がずれたままなのが原因だろう。いつになったら炎症が治まるのだろう。 また、はめないとダメなのかな・・・。 当分、消炎剤は飲み続ける事になりそうだ。レントゲンは来週ということになった。爪を切ってあげたいんだけど、痛がるのではないかと 思い、切れない・・・。先生にやってもらえば良かったなぁ・・・。

<今日の診察料>
・診察料・・・600円
・処置料・・・300円
合計945円(消費税込み)

タカの体重950g:前回より50g増

2004/04/23(金)【タカ♂のその後の経過5】
暑い日だった・・・でもタカ♂の病院の日だ。リュックにタカ♂を押し込んで(笑)病院へ。今日はレントゲン撮る日だったのに、 デジカメ忘れちゃいました・・・。次回行った時に、今回撮ったレントゲン写真を撮影してきますので興味のある方、それまでお待ちくださいませ(す、すまぬ)。 結果的に4月9日に公開したレントゲン結果と同じだった。かろうじて中指の骨が間接の部分にくっついて乗っている感じです。先生の予想ではこのズレのまま固まるのでは ないかということだった。あと2週間、様子見をして同じならばこのまま固定してしまいましょう!ということだった。

<今日の診察料>
・診察料・・・600円
・処置料・・・300円
・レントゲン・・・3000円
合計4095円(消費税込み)

タカの体重900g:前回より50g減

2004/05/07(金)【タカ♂のその後の経過6】
経過報告をお待ち頂いていた方、お待たせしました。前回、デジカメで撮り損ねたレントゲン写真も公開します。 右の写真は今回の分ですが、ちょっと撮影角度がずれているので分かりずらいと思いますが、状態は左の23日分と同じ状況だそうです。 タカ♂の中指の腫れもおさまっており、触っても痛くないようなので、このまま固定という事になりました。 見た目、指も前に伸びていてズレが生じている事はあまり目立ちません。脱臼当初は指がとんでもない方向に向いていて私は涙出てしまいましたが・・・。
心配していただいた方、激励をくれた方、本当にありがとうございました。
とりあえず終息です。


今日はユウ♀も一緒に検診受けてきました。フンチ検査、副腎の超音波検診(エコー)共に異常ありませんでした。明日からフィラリアの薬投与します。

<今日の診察料>
・診察料・・・1200円(2匹分)
・フンチ検査料・・・500円
・レントゲン代・・・3000円
・超音波検診(エコー)・・・2000円(2匹分)
・フィラリアの薬・・・800円(2匹分)
合計7875円(消費税込み)

・ユウ♀の体重700g、タカ♂の体重900g(前回と変わらず)

2004.08.29作成/公開

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